くらし情報『平成26年度[第18回]メディア芸術祭、アート部門の大賞は「該当なし」』

2014年11月28日 20:10

平成26年度[第18回]メディア芸術祭、アート部門の大賞は「該当なし」

と述べた。これは、ほかの審査員も同様の意見だったという。

さらに、「一年間で技術はさらに進歩したものの、今年はアップデートにとどまり視点そのものは動いていないと感じている」と続けた。今回の決断について、三輪氏は「最後の最後まで、大賞にするならばこの作品というのはあったし、そうなっても決しておかしいことではなかったが、むしろ審査員が何を感じたかを伝えることも重要だと考え、今回はこのような結果になりました」と述べ、審査委員の実感を率直に反映させた結果であることを明かした。

なお、同部門の大賞が「該当なし」となったことで、本年度の「優秀賞」には1作品が追加され、メディアインスタレーション『これは映画ではないらしい』(五島一浩、日本)、同『センシング・ストリームズ-不可視、不可聴』(坂本龍一/真鍋大度、日本)、グラフィックアート、ウェブ『Drone Survival Guide』(ルーベン・パーテル、オランダ)、メディアパフォーマンス『Nyloid』(コッドアクト、スイス)、同『《patrinia yellow》for Clarinet and Computer』(福島論、日本)の5作品が選出された。

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