2014年12月16日 06:00
世界の朝食 (5) 「これが朝食!?」 食べ応えが半端ないニュージーランドの規格外プレート
英国主権下時代を経て国が築かれてきたニュージーランドは、食料自給率が300%(カロリーベース)とも言える農業・酪農大国。新鮮で安全な素材が容易に手に入るのが何といってもこの国の魅力だ。朝食を外で食べる人も多いらしいが、そんなニュージーランドの朝食にはちょっと興味深いプレートがある。
○簡単な朝食+モーニングティ
朝食のスタイルは都市か地方かでも変わってくるが、最近の傾向では忙しいビジネスパーソンでもささっと食べられるシリアルやミューズリー、シリアルバーが朝食の定番のよう。パンなら、ボーゲル・ブレッドと呼ばれる穀物をたっぷり使ったパンにマーマイトと呼ばれる酵母からできたペーストを塗ったり、ベイクドビーンズやアボカド、缶詰めのスパゲティをパンにのせて食べたりなど、比較的簡素なものを朝食に選んでいる。
そして、簡素な朝食を補う役割としても、英国伝統のモーニングティとアフタヌーンティ文化がニュージーランドには根付いている。ニュージーランドの一般的な会社には、10時と15時に15分程度のモーニングティとアフタヌーンティの時間があるようで、スコーンやキャロットケーキのようなお菓子とともに、紅茶やコーヒーで小休止をするという。