2015年1月8日 09:39
町田樹の電撃引退、宇野昌磨の飛躍…全日本選手権の男子を振り返る
昨年12月26日から28日にかけて開催されたフィギュアスケートの全日本選手権では、羽生結弦選手が3連覇を飾ったが、ほかにもさまざまなドラマがあった。
○町田の引退、小塚の復活劇
男子ではソチ五輪5位、世界選手権2位などの輝かしい成績を残した町田樹選手が突然引退を表明。さらに、ジュニアの新鋭・宇野昌磨選手(中京大中京高)が2位に入り、一躍"時の人"となった。
そんな今大会は、かつての現役選手の目にどのように映ったのだろうか。四大陸選手権4位などの成績を収め、現在は関西大学を拠点にコーチとして活動する元フィギュアスケート選手の澤田亜紀さんの解説と共に、男子の主だった選手の演技を振り返ってみよう。
町田樹
ショートプログラムでは、ほぼパーフェクトな演技を披露して2位発進した町田選手。だが、フリーではジャンプのミスが響いて総合4位に終わった。そして、3月の世界選手権発表の場で現役引退を表明。
今後は、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に進学し、研究者の道を歩むことを宣言した。
澤田さんは、フリーの演技を「競技者と同時に、音楽を表現する『アーティスト』として、記憶に残る演技だったと感じています」