志尊淳「声にコンプレックスを感じていた」 喉のポリープに苦労も切除せず克服へ
今の声をポリープのせいにしたくないという気持ちもあります。
――今のままでも十分魅力的な声だと思いますが、今回のイアン役を演じてみていかがでしたか?
僕は、元々アフレコの仕事がとても好きです。戦隊ものの仕事をやっていたこともありますが、表現に余白がある所も好きです。
――『烈車戦隊トッキュウジャー』のトッキュウ1号の声ですね。洋画では『バンブルビー』の日本語版声優も担当されました。
実写映画の日本語吹替版は、俳優の方が演じたものをそのまま日本語で伝えるという、テクニカルな部分を求められることが多かったので苦労しました。でも、今回はそのことを踏まえた上で、監督が伸び伸びとお芝居をさせてくださいましたし、色々なパターン違いも録ってくれたり、僕の提案を聞いてくださったりもしたので、すごく楽しかったです。
――今回、特に意識したのは、どういう点ですか?
イアンの性格がこうだからという理屈で役を組み立てるよりも、僕自身がファーストインプレッションで映像を観て感じたものを、ダイレクトに伝えていきたいと思いました。
監督からも「志尊くんそのままの声がイアンに合っていると思って選ばれているから、声を変えて、キャラクターを作らなくてもいい」