2015年1月27日 11:30
ビジネスで勝つための3D CAD活用術 (14) 「おなまえスタンプ おむつポン」の開発にネットでたのめる射出成形を活用
シヤチハタ株式会社は、スタンプ台をはじめとする捺印具や筆記具を多数展開し、その製品群は企業の風景の一部と言っても過言ではないでしょう。しかし、同社が展開するのは今や事務用品の枠を超え、今回ご紹介する「おなまえスタンプ おむつポン」のように、私たちが日常生活の中で使う製品にまで広がってきています。その開発にはインキを使う同社ならではの要件があり、ハードの設計にも貢献しているのがネットでたのめる射出成形「Protomold」です。
課題
- インキに対する耐溶剤性を持つ材料での試作を短時間で実施
- 高い品質を維持しながら開発全体の業務を効率化
- 自信と確信をより強く持てる設計プロセスを実現
解決
- 任意の材料が選択でき、かつ短時間で試作できるProtomoldの活用
- すぐに成形性が分かる見積りと技術的な回答もすぐ得られるサービス
- 短納期かつ安価な金型の活用により量産検討をフロントロード
○インキを扱う製品の要件を考慮しながら迅速な試作を実現
シヤチハタ株式会社では、約15年前から3D CADによる設計を推進し、設計業務の効率化をはかっている他、3Dプリンターの活用にも早くから取り組んでいます。