くらし情報『Linuxできわめて重大で危険な脆弱性「GHOST」を確認』

2015年1月28日 11:27

Linuxできわめて重大で危険な脆弱性「GHOST」を確認

この脆弱性には「GHOST」という名称が付けられている。バッファオーバーフローが発見された関数は__nss_hostname_digits_dots()だが、ユーザランドのソフトウェアからはgethostbyname()などの関数を呼び出すことでこの関数が実行される。このため、gethostbynameをGetHOSTbynameともじって「GHOST」と命名されている。

Qualysの研究者によると、2013年の時点でこの脆弱性を発見して、glibc-2.17とglibc-2.18の間において修正を行っているが、当時はセキュリティに関わるリスクとしては認識されていなかったため、長期サポートの対象となっているバージョンのLinuxディストリビューションではこの脆弱性が修正されることなく残り続けているという。

セキュリティ・アドバイザリでは、脆弱性を抱えるLinuxディストリビューションとしてDebian 7(wheezy)、Red Hat Enterprise Linux 6および7、CentOS 6および7、Ubuntu 12.04が挙げられている。今回発表された脆弱性を突くには、メールサーバによる検証用にサーバで運用されているサービスに何らかのデータを送信して最終的に__nss_hostname_digits_dots()

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