2015年4月20日 11:06
アプリの「機器データ」って何ですか? - いまさら聞けないAndroidのなぜ
多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『アプリの「機器データ」って何ですか?』という質問に答えます。
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Androidアプリは、アプリごとにさまざまなデータを保有します。アプリがインストールされた時点からあるデータはもちろん、その後アプリにより作成されたデータ、インターネットからダウンロードされたデータも含まれます。
それらインストール後に加えられたデータは、「機器データ」または「キャッシュ」に分類されます。機器データは持続的なデータ、キャッシュは一時的に保管されるデータという意味合いですが、機器データのほうがより重要です。
機器データにはアプリの設定情報や固有のデータが、キャッシュには動作を高速にすることを主目的としたさほど重要でないデータが保管されます。
そのうち機器データは、そのアプリを使用する期間に応じて増える傾向があります。たとえば、電子ブックリーダアプリはスムーズな閲覧を実現するため、購読対象コンテンツをいちどダウンロードしたうえで表示しますが、著作権保護の都合上他のアプリから参照できるデータとしてSDカードに保管するわけにはいきません。