2015年7月28日 16:47
NTTなど、センサーとロボットをクラウド連携させる新サービスの実験を開始
NTTデータ、NTT、ヴィストンの3社は7月28日、センサーとロボットを連携させたクラウド型マルチデバイスインタラクションサービスの受容性・有効性に関する検証を同日から開始すると発表した。
同サービスは、人の周囲にあるさまざまセンサーやロボットを含むデバイスと、ユーザーが言語および非言語によるやり取りをすることによって、人の状態や状況を理解し、新たな行動や気付きを促すというもの。例えば、ユーザーとのやりとりを通じて、部屋の照明を自動で調整したり、体に異変がある場合はそれをロボットを介してシステムに伝え、システムから医者へ連絡を入れるなどといったことが可能となる。
NTTデータの「クラウドロボティクス基盤」とNTTのクラウド対応型デバイス連携制御技術「R-env:連舞」によって照明や家電などロボットを含む空間全体を連携させている点が特徴で、介護現場での見守りサービスや、エネルギー分野でのプラント監視などへの活用が想定されている。
今回の実証実験では、ヴィストンのコミュニケーションロボット「Sota」を同サービスに組込み、展示会やイベントへの出展を通じて、同サービスの受容性および有効性を検証していく。