くらし情報『ISC 2015に見る今後のスーパーコンピューティングの方向性 (9) 将来のノードアーキテクチャはどうなるのか(3)』

2015年8月7日 13:00

ISC 2015に見る今後のスーパーコンピューティングの方向性 (9) 将来のノードアーキテクチャはどうなるのか(3)

ISC 2015に見る今後のスーパーコンピューティングの方向性 (9) 将来のノードアーキテクチャはどうなるのか(3)
○IntelのBorkar氏はエクサノードではシステム効率とコストが重要と指摘。

続いて、IntelのExtreme-Scale Technologyの開発を担当するShekhar Borkar氏が、「HPC Node Architecture - What it is、& What it should be…」と題して発表を行った。

Borkar氏は、HPCにおける6つのトップ挑戦項目として、システムの電力とエネルギー、新規な効率の高いメモリサブシステム、究極の並列処理、新しい実行モデル、抗堪性(故障回復力)、システムの効率とコストを上げた。これらの中でも、最後のシステムの効率とコストが重要であるという。

○エクサ時代のハードウェアとソフトウェアの設計アプローチ

これらを踏まえた将来のハードウェアの設計アプローチとして重要なことは、

0.4V程度まで電源電圧を下げるNTV(Near Threshold Voltage)ロジックと消費エネルギーを低減するメモリ設計
NTV化で影響が大きくなるバラつきを吸収する設計
細かい単位での電源管理
反省材料を提供する消費エネルギーや性能の測定機構の組み込み
階層的なヘテロなチップ構成
メモリサブシステムの徹底した見直し

を挙げた。

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