くらし情報『押さえておきたい人事の基本 (7) 社員の健康管理と熱中症対策』

押さえておきたい人事の基本 (7) 社員の健康管理と熱中症対策

押さえておきたい人事の基本 (7) 社員の健康管理と熱中症対策
連続猛暑日が最長記録を更新するなど、暑い夏が続いています。連日のように熱中症への注意が呼びかけられていますが、社員の健康管理もまた、人事の大切な役割の一つです。皆が活力に満ちて仕事に取り組めるように、健康管理の基礎について見ていきましょう。

○仕事の充実は健康から

病気やけがをせずに心身ともに健やかな状態であり続けることは、仕事を充実させるだけでなく、豊かな人生を送る上での大前提です。また、従業員の健康状態の良し悪しは労働生産性に直結しますので、企業としても、加齢や生活習慣による体調悪化を予防し、健康を維持・増進することが求められます。そのためには、従業員の健康状態や生活習慣を把握し、その結果に伴って適切な保健指導を実施することが必要です。

○法定健康診断のポイント

労働安全衛生法は「快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保するようにしなければならない」と定めており、社員に対する健康診断を義務付けています。契約社員やアルバイトであっても、1年以上雇用する場合や、正社員の1週間における所定労働時間数の4分の3以上働いている場合には、正社員と同様に健康診断を行う必要があります。

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