2021年7月21日 05:00
山下智久、自らの英語セリフを日本語で吹き替え「終始不思議な感じ」
ご自身ではいかがでしたか?
自分自身に声を当てるのはほぼ初めての経験で、終始不思議な感じでした。台本と映像を見ながら話す時間をキッチリ合わせたり、もともと英語で話しているところに日本語を乗せる作業は、すごく難しかったです……。でも同時に、面白さもあって! 吹替版のディレクターさんもおっしゃっていたんですけど、英語で話している時は口も大きく動くし、表情も豊かになる。そこに、普通のテンションで日本語のセリフを乗せると、見ている人の中に違和感が生じてしまうんです。ディレクションを受け、テンションや声のトーンを調整しながら「あっ、よく吹替版の作品で聞いた感じだ!」って、楽しくなりました(笑)。
――アフレコをしていると、以前演じた時の感覚も戻ってくるものですか?
そうですね、これもちょっと不思議なんですけど……。実は英語のセリフで演じていた時も、僕自身はAkiの言葉や感情を日本語で解釈していたんです。今回日本語で改めて演じることで、気持ちの中にあったAkiをやっと出せたような気がします。
――日本語吹替版を楽しみにしていらっしゃる皆さんに、メッセージをお願いします。
今回は吹替版ということで、字幕を追っている時は見逃しがちな画力を感じていただきたいです。