2015年9月1日 15:02
ルフトハンザ、古参"空の貴婦人"の「Ju 52」がついに「移動可能遺産」へ
ルフトハンザ ドイツ航空はこのほど、ルフトハンザグループのドイチェ ルフトハンザAGが保有するJu 52型機が歴史に名を残す商用機として、初めてハンブルク市文化局文化財部より保護指定を受け、「移動可能遺産」に認定されたことを発表した。
同機は1936年に旧ドイツ・デッサウのユンカース航空機工場で製造された古参の航空機で、現在も飛行中の世界最古の旅客機のひとつとなっている。国内外の多くの愛好家らは愛情を込めてこの機種を「タンテ・ユー(ユーおばさん)」、あるいはより尊敬の念を込めて「空の貴婦人」と呼んでいる。Ju52型機は毎年夏期に、ドイツとオーストリアの上空を飛行する多くの観光フライトや定期便を通じ、約9,000人乗客を乗せている。
文化財保護を示す公式銘板は、「エアポートデー・ハンブルク」期間内に当たる8月22日に授与された。50人の著名な来賓が参加した式典では、ハンブルク市のオーラフ・ショルツ市長が、ルフトハンザグループの取締役会名誉会長を務めるユルゲン・ウェバーと同機を運用するルフトハンザ ベルリン財団(DLBS)の最高経営責任者(CEO)を務めるベルンハルト・コンラッドに銘板を手渡した。