2015年9月4日 11:47
マイナンバー制度、「内容知らない」が50%以上 - 内閣府調査
内閣府は9月3日、「マイナンバー(社会保障・税番号)制度に関する世論調査」の結果を発表した。
調査対象は、全国20歳以上の日本国籍を有する3000人で、うち有効回収数は1773人となっている。
まず、マイナンバー制度を知っているかについて聞いたところ、「内容まで知っていた」は43.5%(今年1月調査では28.3%)、「内容は知らなかったが、言葉は聞いたことがある」は46.8%(同43.0%)、「知らなかった」は9.8%(同28.6%)という回答が得られた。
半年前の調査と比較して、マイナンバー制度に対する認知度が上がっていることが明らかになった。
マイナンバー制度における個人情報の取り扱いについて最も不安に思うことを聞いたところ、「国により個人情報が一元管理され、監視、監督されるおそれがあること」は14.4%(同18.2%)、「個人情報が漏洩することによりプライバシーが侵害されるおそれがあること」は34.5%(同32.6%)、「マイナンバーや個人情報の不正利用により、被害にあうおそれがあること」は38.0%(32.3%)という回答が得られた。
昨今、個人情報の漏洩事件が多発しているせいか、不正利用に対する懸念が高まっているようだ。