くらし情報『黄金を巡る旅 (7) 黄金を生み出そうとした男、その名は「ニュートン」!?』

2015年9月15日 08:30

黄金を巡る旅 (7) 黄金を生み出そうとした男、その名は「ニュートン」!?

黄金を巡る旅 (7) 黄金を生み出そうとした男、その名は「ニュートン」!?
○天才科学者が挑んだ「究極のテーマ」

アイザック・ニュートンは、近代科学の確立に大きく寄与した天才科学者だ。「万有引力の法則」に「微分積分法」、「光のスペクトル分析」などの多くの業績を築き上げた「理性の人」として、科学史にその名を刻んでいる。そのニュートンが、なぜ「黄金を巡る旅」に登場してくるのか?

実はニュートンが挑んでいた分野に「錬金術」があった。錬金術の研究が始められたのはニュートンが25歳だった1668年頃で、関連する様々な書籍や文書を収集する一方で、勤めていたトリニティ・カレッジ(ケンブリッジ大学)の小さな小屋で、四半世紀にわたって様々な実験を繰り返していたというのだ。

ニュートンの手稿にこんな記述がある。

「その石を金と銀とともに丸一日溶融状態において発酵させ、その後金属に投入する」ここでの「石」とは、錬金術師の間で「賢者の石」と呼ばれていたもので、鉄や銅などの「卑金属」を、金銀などの「貴金属」に変えるとされてきた。

ニュートンはさらに、「石を三羽以上の鷲の水銀とともにアマルガムにして、同量の水を加えればよい。これを金属に用いたければ、その都度金三に対して石を一の割合で溶かせばよい…。

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