をタップすると、アプリがバックグラウンド動作で消費したおよその電力がわかるのだ。
たとえば、全体でのバッテリー使用率が5%表示されている「メール」は、タイマーボタンをタップすると「14分(画面上) - 1.4時間(バックグラウンド)」などと表示内容が変化する。この表示は、ユーザが操作していた時間が14分、バックグラウンド動作していた時間が1.4時間という意味だが、メールが動作していた合計98分がバッテリー全体の5%を現在選択しているタブの期間内に消費した計算となる。
「メール」はつねにバックグラウンド動作を許可された特別なアプリだが、現在のiOSではサードパーティー製アプリにもバックグラウンド動作が許可されている。あまり利用していないはずなのに使用率が上位にランキングするアプリは、このタイマーボタンで謎がとけることがある。
Facebook公式アプリは、その代表格と言っていいだろう。1日の利用時間がわずかにもかかわらずバッテリー使用率がなぜか多い、という場合にはタイマーボタンをタップしてみよう。「画面上」の時間より「バックグラウンド」の時間のほうが多いくらいかもしれない。
LINEなどメッセージング機能を持つアプリはこの傾向が多いため、バックグラウンド動作を禁止して(当然関連する機能は使えなくなるが)