ファミマなど3社、コンビニの物流網を活用した配送サービス開始
伊藤忠商事とファミリーマートは10月27日、コンビニエンスストアの既存物流網を活用した店舗間配送サービス「はこBOON mini (はこブーン ミニ)」を開始する。まずは、ヤフーが運営する「ヤフオク!」の商品発送・受領において同サービスの提供を開始し、2016年春以降、「ヤフオク!」以外の荷物発送にも順次対応していく。
伊藤忠商事とファミリーマートは、これまで、送り状の手書きが不要で、24時間コンビニエンスストアで荷物を発送・受領できる「はこBOON」を、「ヤフオク!」をはじめとする約170万ユーザーに対し提供してきた。
同取り組みの中で、ユーザーより「コンビニエンスストアでも荷物を受け取りたい」という強い要望を受け、3社にて検討を進めた結果、コンビニエンスストアの既存物流網の空きスペースを有効活用することで、通常の配送方法と比較し安価で便利な新しい配送サービス「はこBOON mini」の提供を開始することに合意したと説明する。
3社によると、同サービスは、受取人不在による再配達防止と既存物流網の積極活用により、社会的な課題となるCO2の削減と、宅配便の取り扱い個数増加に伴う配送ドライバーの人手不足という問題解決にも貢献するという。