2015年11月11日 18:13
スマホでもランサムウェアが伸長 - ブルーコート調査
エンタープライズセキュリティの米ブルーコートシステムズは11月6日、モバイルセキュリティに関する調査レポート「2015 State of Mobile Malware(英文)」を発表した。
レポートでは、モバイルマルウェアの最新トレンドをもとに、企業の防御を強化する提案や、モバイル端末ユーザーへの啓発や、将来的なモバイルの脅威について説明している。
2015年に最も脅威をもたらしたものは、モバイルのランサムウェアだった。これに続くものがスパイウェアで、ユーザーに気づかれないようにデバイスへインストールされ、持ち主の行動やオンライン環境での活動を犯人に筒抜けにする。
また、感染する経路を表す「脅威ベクトル」の順位では、昨年2位に落ちたポルノサイトが1位に返り咲いた。割合も、2014年の16.55%から36%へと飛躍的に増加している。
なお、マルウェアの種別では、トップがランサムウェア、2位が望ましくないソフトウェア(PUS: Potentially Unwanted Software)、3位は情報漏えいだった。
1位のランサムウェアでは、高度な暗号技術を駆使したSimpleLockerのようなランサムウェアがモバイル端末界に登場した。