2015年11月12日 15:50
英Sophosが新製品「Security Heartbeat」発表 - "同期セキュリティ"を採用
英Sophosは11月9日、「Sophos Security Heartbeat」を発表した。この製品は、ネットワークとエンドポイント製品が通信してインテリジェンスを共有し、セキュリティ保護を改善できる。この詳しい技術について、同社のセキュリティブログで解説が行われている。
これまでの間、セキュリティベンダーは新しい感染ポイントが出てくるたびに、"バンドエイド"を貼るような形で、増える脅威に対応していた。そして、バンドエイドの効果が薄れてくると、"次世代"バンドエイドが開発されて問題を修正するという繰り返しを行い、業界は顧客に新しいセキュリティのレイヤーを重ねるように指示していた。
セキュリティレイヤーの上に異なるセキュリティのレイヤーを重ねることでは効果が出ず、実用的ではない。ことは非常に複雑となっており、コスト面でも高価なものとなりつつある。実装・保守や、他ベンダー製品と接続するためのリソースを持たない多くの企業には現実的な方法ではない。
一方で今回の製品では、「Synchronized Security(同期セキュリティ)」を採用。これによって、ネットワークとエンドポイントセキュリティの間の壁がなくなり、独立したエンドポイントとネットワークセキュリティ製品が協調して動くようになるという。