コンカー、中規模企業向けに導入費用ゼロの経費管理クラウドサービスを提供
今後は中堅・中小企業もターゲットに展開していく」(三村氏)
「Concur Standard」 シリーズは、これまでアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアで展開されており、今回英語圏外では日本が初めての展開になるという。
「Concur Expense Standard」は、大企業向けに提供されてきたプロフェッショナル版の基本機能とほぼ共通だという。プロフェッショナル版と比較すると、スタンダード版は1つの組織での利用を想定していることから、組織の拡張性機能を限定し、サービス導入時のコンサルティングで発生する導入費用を無償化している。
「プロフェッショナル版では、コンカーのコンサルタントが、ユーザー企業の担当者の要望を元に、パラメータの設定を行っていたが、スタンダード版では、ユーザー企業が自身でパラメータを設定してもらう。従来、この導入費用の部分で年間約4割のボリュームとなっていたが、この部分を無償化することによって、中小規模の企業でも導入しやすくしている」(三村氏)
またコストだけでなく、機能が限定されている分、導入期間を短縮することもできるという。セルフサービス型の導入ウィザードが搭載されており、そのほか詳細なマニュアルや、同社による電話サポートによって、専門のITスキルなしに導入が可能だとしている。