2015年11月30日 06:00
山田祥平のニュース羅針盤 (54) コンピュータをもういちど「みんなのもの」にしてみよう
インテルが、先週末(11/26~28)、東京・二子玉川の蔦屋家電において「TVときどきPC」と称する新しいライフスタイルのコンセプトを提唱するイベントを開催した。蔦屋家電そのものが「ライフスタイルを買う」を提唱する新しいタイプの家電店として知られているが、そこで、さらに新しいライフスタイルを提唱しようというわけだ。
このコンセプトは、インテルのCompute Stickによって実現され、リビングルームのTVをPCに変えてしまうことでもたらされる世界観を訴求する。Compute Stickは、スティックタイプのPCだ。プロセッサメーカーとして知られるインテルだが、その存在感は常にPCメーカーの縁の下の力持ち的なもので、買ってすぐに使えるエンドユーザー製品は珍しい。だが、この製品はまさにパソコンそのものだ。
一般的なTVにはビデオレコーダー再生などのために、必ずといっていいほど装備されているHDMI入力端子に、このスティックを装着するだけでTVがPCになる。まるでTVのチャンネルがひとつ増えたイメージ、あるいは、デッキを買い足したイメージでPCの世界が大画面TVに出現する。
Compute StickはPCそのものなので、そこにあらわれるのはWindows 10のデスクトップだ。