くらし情報『行った気になる世界遺産 (29) 「20世紀最大の考古学的発見」の当事者は農民のおじさんだった』

2015年12月14日 06:00

行った気になる世界遺産 (29) 「20世紀最大の考古学的発見」の当事者は農民のおじさんだった

行った気になる世界遺産 (29) 「20世紀最大の考古学的発見」の当事者は農民のおじさんだった
○世界遺産データ

「始皇帝陵と兵馬俑坑」(文化遺産)。中国。1987年登録。

1974年の「20世紀最大の考古学的発見」をご存知ですか? 干ばつがひどい土地で農民が井戸を掘り始めたところ、陶器の破片のようなものが出てきたのです。これが中国の西安郊外にある「兵馬俑坑」発見のきっかけでした。

兵馬俑坑がある場所から1.5km離れたところに始皇帝陵がありますが、兵馬俑坑は始皇帝陵の副葬品として、8,000体近くの等身大の兵士や馬の俑(「俑」とは粘土を焼いた焼き物)が埋められたものです。始皇帝といえば、紀元前221年に史上初の中国統一を成し遂げた人物として知られています。不老不死を切望し、その薬を探す使者は日本にもやってきたと言われています。


現在、東京国立博物館で開催されている「始皇帝と大兵馬俑」展(2016年2月21日まで開催。その後は福岡と大阪を巡回)では、始皇帝や秦王朝に関する貴重な史料や、本物の兵馬俑を見ることができます。とても充実した展示ですし、間近でみる兵馬俑はとても迫力があるのでオススメです!

そうそう、大発見した農民のおじさんのその後ですが、わずか数百円程度の報償(?)

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