25歳のあなたへ。これからの貯"金"講座 (32) 変わりつつある日本男子 - 専業パパから共働き希望まで
前々回の豊島原稿には、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグによる巨額の寄付について書かれていました。「さすがアメリカ」と思った方も多いでしょう。こういうニュースに接するとシリコンバレーの懐の深さを感じます。
今回は、日本男子も変わりつつある、というお話をしたいと思います。先週末(12月6日)、熊本県立大学で講演をしてきました。熊本県主催の「くまもと白熱教室」という企画で、テーマは「男女が一緒に考えたい、働き方」。
ふつうの講演と違うのは、講演といっても一方通行ではない、双方向で進めたこと。そのことで、半数以上の参加者に発言してもらったと思います。
ワークライフ系の講義は女性参加者が多くなりがちですが、4割近くを男子学生が占めていたことも印象的でした。
私がいちばん驚いたのは、共働き志向の高さです。事前アンケートでは「結婚したり子どもを持った後も仕事を続けたい」と答えた人が約8割。当日、尋ねてみると7~8割は「両親も共働きだった」と言います。
色々な事例を紹介しつつ「将来どうしたい?」「それはなぜ?」と問いかけていくと、多様な意見が出てきました。女子学生の意見もいろいろで「自分のお母さんが主婦だったので、自分も子どもが帰ってきたら『お帰り』と迎えてあげたい」