2016年1月8日 10:14
ロシア連邦宇宙庁が解体、国営企業として再出発 - 宇宙産業の立て直し図る
こうした状況を受けて、ロシアでは数年前から宇宙庁長官や宇宙企業社長の交代や、産業構造の再編といった対策が打たれてきたが、目立った改善は果たせなかった。2014年に設立されたORKKも、当初は宇宙計画を進める宇宙庁と、実際にロケットや衛星を開発、製造するORKKで、完全に役割を分けることで改革が図られたが、責任の所在や主導権をどちらが握るかといった問題で揉めることとなり、結局良い成果は出なかった。
今回のロシア連邦宇宙庁の解体と、それに伴う国営企業化は、この一連の改革の中でも最も大きなもので、これによりロシアの宇宙産業の立て直しと強化ができるかに注目が集まっている。
【参考】
・http://www.kremlin.ru/acts/news/51025
・Executive Order abolishing Federal Space Agency • President of Russia
http://en.kremlin.ru/acts/news/51025
・The Russian space agency, Roskosmos
http://www.russianspaceweb.com/roskosmos.html
・http://tass.ru/politika/2561200
・http://ria.ru/space/20151228/1350445947.html
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