2016年1月20日 07:00
地方発の企業は、アジアを目指した方がいい - 「ボイメン」社長の語る展望とは (1) 東京でも大阪でもない、名古屋に着目
それで、男性版の宝塚を作ろうと思ったんです。
――なぜ、男性版の宝塚にしようと思ったんですか?
やっぱり、誰もやってないことに惹かれるからですね。東京にも大阪にも、男性タレントというのは存在します。東京はアイドルや俳優で、大阪はお笑いが多いですよね。でも、名古屋には存在しないので、何もないところに自分のイメージを描いて、実現することができる。
そこでイメージしたのが宝塚だったのですが、これは僕が通っていた大学が宝塚にあって、昔から好きでよく見ていたことが大きいです。兵庫県の宝塚市という、中心部から離れた場所へ、舞台を見るために全国からファンが集まってくるのはすごいことです。名古屋でも宝塚のように、場所が関係なく人が集まるエンタテイメントをつくれるのではないかと思いました。
――メンバーを選ぶ時の基準はあったのでしょうか?
やっぱり、東京や大阪とは違うキャラクターのタレントを育てたいと思っています。それにボイメンは、まっすぐに夢を語る、そして夢を見られるグループだから、純粋じゃないとやれない。だから、一生懸命で真面目で夢を持っているかは選考の基準としてありますね。
売れたら錯覚するような人に育てるつもりはないですし、今後の名古屋のタレントの見本になってほしいと思っています。