2016年2月3日 07:00
地方で「好きな仕事」を続けるのは難しい? - サイレントマジョリティOLの実態
働く女性たちに、キラキラしただけではないリアルなエピソードを聞いていくこのシリーズ。今回は、ある地方都市で働く女性に話を聞きました。
○好きな分野の仕事がなかなか見つからない
カルチャー関係の商品を扱う店舗で10年以上働いたものの、突然のリストラにあったBさん(39歳)。その後は地元で転職活動中とのことですが、以前のように好きな分野での仕事はなかなか見つからないと言います。そんな地方の転職活動について、聞かせてもらいました。
――Bさんは、現在は地方都市で働いていますが、それまではどんな職歴だったんですか?
実は、親戚の伝手で一度は関東の飲食店で働いたことはあるんです。その後、地元に戻って、カルチャー関係の商品を扱う店舗で働いていたんですが、経営が厳しくなり、店舗をたたむか、従業員が辞めるかの二択を迫られてしまいました。
――説明の仕方によっては、不当な解雇になるかもしれないですよね。
ただ10年以上も、好きな仕事に携わってきたし、お店の苦しい状況もわかっていたしで、それに抗うことはできなかったですね。私たちが辞めなくても、お店がなくなれば、どっちみち自分自身は職を失うことになるので。