2016年2月16日 18:47
三重県、伊勢志摩サミットにあわせ「Pepper」を臨時職員に
(井上氏)
主要都市圏では、Pepperを見たことがあるという人はある程度いるだろうが、三重県ではPepperの販売店が1店舗、ショップ店員としての展開も28店舗にとどまり、まだまだ浸透していない。実際に、地方メディアの反応も、首都圏とは異なり「もう販売しているのか」「何の目的で作られているのか」といった質問が、ソフトバンク社員に投げかけられていた。
現状は、こうしたまだPepperを見ぬ層への"客寄せパンダ"としての活用が多いものの、だからこそ目に留まる存在として、観光案内に期待を込めているところも多い。子供から大人まで、そして訪日外国人にも「わかりやすく、地元の魅力を伝える」役割を、Pepperは担っている。
「写真を撮るアプリや、観光地案内アプリなど、細かいニーズをPepperは拾っていける。英語での会話や踊りなどのコミカルな動きは、海外の方にもウケるはず。"観光地"を知るためには、ネットで調べるだけで、いくらでも情報は出てきます。でも、それらの情報は、長くてちょっと小難しいものに感じてしまいます。
もちろん、Pepperに長い説明をさせることもできますが、それではお客さまも飽きてしまう。