くらし情報『H-IIAロケット30号機現地取材 - 日本の宇宙開発にとっては未踏の「30号機」、次世代のH3にどう繋げるか』

2016年2月18日 12:50

H-IIAロケット30号機現地取材 - 日本の宇宙開発にとっては未踏の「30号機」、次世代のH3にどう繋げるか

いまは成功に向かって集中している」とコメント。今後始まる観測については、「新しい種類の天体が見えてくると非常に楽しい。我々が思ってもみなかったような現象が出てきて欲しい」と期待した。

ひとみを打ち上げたH-IIAロケットは、これで30機中29機成功(失敗は6号機のみ)となり、成功率は96.7%まで向上。連続成功の記録もH-IIA/B両ロケットを合わせて29回まで伸ばした。

今回の打ち上げは、H-IIAロケットにとっては30機目という節目。今まで日本のロケットは、N-I(7機)、N-II(8機)、H-I(9機)、H-II(7機)と、10機も続かずに廃止になることが多く、この30機というのは突出している。10日のY-1ブリーフィングでMHIの平嶋秀俊MILSET長が「正直30機も上げることは無いだろうと個人的には思っていた」と述べたほどだ。


MHIの阿部直彦宇宙事業部長は、「30機まで重ねられるのは、アリアン、アトラス、デルタなどの老舗以外では、世界的にもそう多くは無い。我が国の技術力が世界的に認められる1つの指標では」と自信を見せ、「信頼性の高さを武器にしながら、世界の市場で戦っていきたい」

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