くらし情報『兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 (51) もしカレー沢薫の作品がアニメ/実写化したら』

2016年2月23日 12:00

兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 (51) もしカレー沢薫の作品がアニメ/実写化したら

兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃 (51) もしカレー沢薫の作品がアニメ/実写化したら
今回のお題は「もし自分の作品がTVアニメ化(ないし実写化)されるとしたら」だ。

実にハードなテーマである。語る方も苦しいが、聞く方もキツい話になることが、開始前から予想できる。

どの作家だって、一度くらいは自分の作品が映像化された時のことを夢想したことがあるだろうし、むしろそれを目標として描いていると言ってもいい。しかし、夢想はあくまで本人の頭の中のみで行うものであって、決して人に語っていいものではない。

映像化が決まってもいないのに、「俺の漫画を実写化するなら、主演は『福山雅治』、アニメならヒロインの声は『大塚明夫』、これは譲れない」などと語るのは、ブスが「つきあうなら松潤だけど、結婚するなら翔くん、ニノはたまに遊ぶぐらいでいいかな(笑)」と言っているのに等しいし、そんな話を聞かされる方だって、まるで両親の初夜をノーカットで見せられたかのような苦々しい顔になってしまうことは容易に想像がつく。

このコラムの読者は紳士淑女のため、それらの方が見たことがないであろう言葉は使えず、明言することはできないのだが、上記のような行為は、はっきり言って作家の自己満足行為、アルファベットで言うところのGである。

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