2016年2月23日 22:46
IoT時代の製造業に適したPLMとは? - PTCが示す「Windchill」という答え
PTCジャパンは2月23日、製造業向けエグゼクティブセミナーを開催した。同セミナーの最終セッションでは 米PTC PLMセグメントのディビジョナルバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるケビン・レン氏が登壇し、IoTが製造業に与えている影響と、発表したばかりのPLMソリューション「Windchill 11」について説明した。
○製品の複雑化が企業構造にも影響をもたらす
レン氏はまずIoTについて「IoTはモノとインターネットに分かれるが、(IoTによって)インターネットはそれほど大きく変化しない。変化するのはモノのだ。」と前置きした上で「製品がインターネットに接続しスマート化していく中で開発プロセスも複雑化している。全ての機能がモノに盛り込まれているだけでなく、端末から遠隔で操作したり、一部の機能をクラウドに置いたりすることができるようになっている」とし、製品の複雑化が大きなトレンドとなっていると説明した。
また、製品の複雑化によって「社内だけでなく外部のパートナー、サプライヤーとの協業が進んでいる。同時に、全体をうまくコントロールする必要がある。IoTを活かすことを考えると新たな業務プロセス、スキーム、人材の役割が必要になってくると考えられる。」