Twitterのトレンドはマーケティングネタの宝庫!イラストと事例で解説 (3) Twitterユーザー≒映画ファン? ワーナーが取り組むマーケティング戦略
「◯◯良かった!」といった口コミを、若い世代が活発に投稿しているのが見て取れる。
1月26日、日本映画製作者連盟(映連)が発表した「国内映画産業統計」によると、2015年の興行収入(映画館の売上高)は2,171億1,900万円と前年比で4.9%増、入場者数は3.4%増(1億6,663万人)と堅調に成長している。
少子高齢化のこの時代、業界をより一層盛り上げるために、ワーナー・ブラザースは映画配給会社としてどのようなことを念頭に置いて、マーケティングを仕掛けているのだろうか?
○若い男性をどう取り込むか?
メディアの報道で「若者の映画離れ」なんて話を見ることもあるが、「実際そんなことはない」と高橋氏は語る。
「10~20代の方は映画をよく観ています。ただ、若者が減っていくと言われるぶん、全体のパイをいかに広げるかが大事だと考えています」(高橋氏)
そのカギを握るのが、やはり影響力・拡散力のある若い世代。一般の若者が「面白い」「観たい」と口コミしたものは、SNSや口コミを通じて上の世代にも波及していく、というのが高橋氏の見立てだ。「とくに10~20代の女性はアクティブかつトレンドをリードする方々で、とても大事なマーケットです。