2016年3月4日 16:14
KDDI&Z会がソフトバンク&ベネッセに挑む、文教ソリューションの"キモ"
特に音声や動画は、かつてCDなどを用いて授業をしていたため、先生がCDを用意して教室全体で音声再生を行う必要があり、手間と無駄が発生していたが、タブレットで生徒自身が好きなように音声や動画を再生できるため、授業中はもとより、自宅学習でも大いに活用できる。音声は、ポーズよみやハイスピード再生、カラオケモードなど、学習状況にあわせたものが選べるため、アダプティブラーニングの応用としても有効といえる。
また、かつてのPCを使っていたICT教育の時代と違い、タブレット端末のStudyLinkZではペンツールを使った書き込みも可能となる。書き込めることによって、生徒が自発的に感じたことを書き込んだり、先生が重要と教えた箇所に線を書き込むといった紙の時代と同じような使い方もできるため、デジタルに踏み込みきれない学校への足がかりとしても、細かいところに手が届く仕様で作りこんでいる。
フラッシュカードやeラーニングのメニューといった補助教材の用意もあり、これ1つで学校教育のすべてをカバーできるように作りこみを図っている。
○Classiと競合
Z会の営業部 新教育事業開発PJ 特任職 中村 恒太氏によると、このソリューション開発にあたって、同じく通信×文教としてソフトバンクとベネッセがタッグを組む「Classi」