2016年3月10日 15:00
元米軍人が伝える、福島原発と周辺の"今"「日本は手引書を書き直している」
東日本大震災から5年を迎える3月11日、ドキュメンタリーチャンネル「ディスカバリーチャンネル」で、福島の原子力発電所の廃炉技術をレポートする特別番組『福島復興:最前線のテクノロジー』(11日18:00~19:00/24:00~25:00)が初めて放送される。
番組ホストを務めるのが、元アメリカ海軍ネイビーシールズ隊員のジョエル・ランバート。世界各国の特殊部隊と"鬼ごっこ"を繰り広げる人気シリーズ『ザ・マンハント』で注目を集めた彼が、自ら原発に足を踏み入れ、福島の"今"を伝える。
ジョエルは、廃炉作業の最前線で技術者や作業員に会い、除染や原子炉の安全対策、放射性廃棄物の処理、汚染水の浄化・貯蔵における技術革新を学ぶ。いまだに事故の爪痕が残る様子を伝える一方、生まれ育った町への帰還を待ち望む人々とも交流する。
福島原発で活躍するロボットを見学し、「私も使ったことがある」「ただ、これは私が使ったものよりずっと大きい」と興味津々のジョエル。アイロボット社の「ウォーリアー」はリアクタービル内の除染を担い、「ASTACO-SoRa」は2本の腕で重い物を持てるのが利点。燃料プールの上にあった瓦礫の除去には、「ASTACO-SoRa」