2016年3月17日 05:00
妻夫木&満島、兄妹役で再共演! 役者として「大好き」「幸せ」と相思相愛
俳優・妻夫木聡が、石川慶氏の長編映画監督デビュー作となる『愚行録』(2017年公開)で主演を務め、女優・満島ひかりと兄妹役で再共演することが15日、明らかになった。
原作は、山本周五郎賞の受賞歴もある作家・貫井徳郎氏の同名ミステリー小説。1年前に起こった一家殺人事件の取材を開始した週刊誌記者・田中が、関係者の証言によって事件の背後にあった人間関係の摩擦に気付いていく様を描く。脚本を手掛けるのは、『マイ・バック・ページ』(11年)の向井康介氏。人間の秘められた羨望(せんぼう)、嫉妬と駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の"愚行"が複雑に絡み合う様を映し出す。
田中を演じる妻夫木は、本作を「『人間は愚かな生き物なのだ』ということにこんなにも真正面からぶつかった作品はなかなかありません」と説明。また、「愚かさを追求すること自体、愚かな行為」としつつ、「この映画に期待せずにはいられないこの思いこそ、人の業というべきものか」と作品の持つ空気感にいや応なく心が引かれてしまっていることを明かす。その上で、「この泥沼に漬かることに決めました」「足を踏み入れてはいけないとわかっていつつも僕はこの作品と一緒に前進したい」