生理痛やPMSの自覚率、米国は日本の約2倍 ‐ 女性ホルモンの認知度も影響?
ホルモンケア推進プロジェクトはこのほど、「女性特有の症状と仕事」の調査結果を発表した。同調査は2月、日本とアメリカの20~50代の有職女性600名(各国300名)を対象にインターネットで実施したもの。
自覚している女性特有の症状について聞いたところ、子宮筋腫を除く全ての症状において、アメリカの女性の自覚率が日本人女性よりも高いことがわかった。何らかの症状を自覚している割合は、日本が57.3%、アメリカが83.0%だった。特に「PMS(月経前症候群)」ではアメリカ57.0%、日本28.3%、「月経痛」ではアメリカ59.7%、日本33.0%と大きく差が出た。
婦人科受診の頻度について聞くと、アメリカの女性の65.7%が年に1回程度であるのに対し、日本人女性は29.0%にとどまっている。また、「婦人科に行ったことがない」と回答した女性は日本33.0%、アメリカ6.3%で、日本人女性の方がおよそ5倍多いことがわかった。
次に、自覚している症状に対して、どのような対策をしているか尋ねた。
実践率を見ると、「サプリメントの飲用」では、アメリカの50.2%に対し日本は18.8%、「栄養バランスの良い食事」