くらし情報『鼻水が止まらない原因は「副鼻腔炎」かも ‐ 花粉症とのダブルパンチに注意』

2016年4月7日 10:00

鼻水が止まらない原因は「副鼻腔炎」かも ‐ 花粉症とのダブルパンチに注意

○親知らずを抜くときは要注意

また、副鼻腔炎と歯の病気の関係性も見過ごせません。親知らずを抜くときに副鼻腔炎の症状がある(治療をしている)場合は、相互に影響する可能性があるので、十分に検査をしておく必要があります。親知らずではありませんが、上の歯で前から6番目の歯の付け根は副鼻腔(上顎洞)の底部にもっとも近いところにあり、抜歯することで穴が空いてしまうこともあります。そうすると、口から入れたものが鼻から出る、または逆のケースもありえます。

なお、歯が悪くなると、食事が思うようにできなくなるばかりか、咀しゃく運動(かむこと)の低下による脳への影響や、歯周病によるさまざまな病気のリスクも報告されています。自分の歯を大切にすることは、鼻はもちろん、全身の健康を守る鍵なのかもしれません。 *

一年中鼻水が止まらない、もしくは風邪のほかの症状は治ったのに鼻だけが長引いているという人は、一度、副鼻腔炎の可能性を疑ってみてもよいだろう。そして、花粉症やインフルエンザなどで症状がさらに悪化することがないよう、早めの治療を心がけてほしい。


※画像と本文は関係ありません

○記事監修: 松根彰志(まつね・しょうじ)

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