『タング』三木孝浩監督、劇団四季『ロボット・イン・ザ・ガーデン』小山ゆうなと意外な関係
三木:僕が先に見たんですよね。この『ロボット・イン・ザ・ガーデン』を映画化するとなったときに、“劇団四季さんが舞台をやっています”というお話を聞いて、もうぜひ観に行かせてくださいってお願いしました。
小山:三木さんが映画を撮っていることを知ってから割と追いかけて観ていたのもあって、最初はどうしよう、嬉しすぎる、と思いました。
・それぞれの感想はいかがでしたか?
三木:舞台を観て面白かったのはタングの動かし方。首が伸びるところとか、映画の中でも使わせてもらいました。それから、舞台ではタングを2人の演者が動かしてるというところに意味があるなと思ってたんです。1人が動かしてしまうとその1人の感情が乗っかりすぎてしまうんじゃないかと思って、2人だから、そのどちらでもないタングというキャラクターが浮き立つ感じが、舞台側の面白さだなと思いました。
小山:だんだんと引き込まれて、同じ原作なのにやっぱり違う作品でした。
タングの魅力というものが全然違う形で表現されていて。舞台を作った時に色々と議論した結果ボツになったことが映像だとできているということもたくさんあったし、アイデアとして例えば目が光るとかね。