2016年6月25日 09:00
菅田将暉、引っ張りだこの理由は? 身体から表現する才能&少年期終わりのエロさを兼ね備える役者 - 監督は語る
映画監督に出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回とりあげるのは、俳優・菅田将暉(23)。2008年にジュノン・スーパーボーイ・コンテストでファイナリストとなり、2009年には『仮面ライダーW』にてライダーシリーズ最年少の主役に。以来、話題作に名を連ね続け、2016年には9本の映画作品が公開される。
映画『二重生活』(6月25日公開)では、門脇麦演じる主人公・白石珠と同棲生活を送るも、次第に二人の関係に亀裂が入っていく様子を繊細に演じている。これだけ様々な作品から引っ張りだこになっている理由はいったいどこにあるのだろうか。
○菅田将暉の印象
いろいろな作品に出演が続いていますが、演出する側がこういう役者を求めているんだと思います。いろんな顔を持っているし、現場で湧き上がってくるアイディアも、どんどん投入してくれるんです。
もちろんベースとして、彼が役の人物造形をしっかり作り込んでいるからできることなのですが、現場でさらに深めてくれました。
菅田くんのシーンは珠と同棲している部屋がメインだったのですが、部屋の中なんて、撮影場所としては地味なわけです。その中で、2人の関係性がわかるようなアイディアを出してくれたのが菅田くんでした。