2016年7月9日 15:30
『インデペンデンス・デイ』ローランド・エメリッヒ監督、続編に秘めた思いを赤裸々に告白
僕は映画の中に、自分の意見や世界に対しての価値観を入れることを楽しみにしている。もちろん、第一に娯楽作であるということが前提だが、それと同じく非常に私的な考えや意見も入れ込んでいるんだ。例えば、今回ゲイのカップルが出てくるでしょ。彼らはストーリーにごく自然に溶け込んでいるけど、あれは「ゲイでもいいんだ」ということを無言で語っている(※ローランド・エメリッヒはゲイであることをカミングアウトしている)。また、今は世界が分裂しているけど、ああやって人々が団結し、1つになることが大切だということも訴えている。
――ローランド・エメリッヒ監督にとって、人生における『インデペンデンス・デイ』はいつでしたか?
私は、子どもの頃からアメリカ映画が大好きだったけど、まさか自分がハリウッドに行くとは思ってもみなかった。実際に、行ったわけだけどね。そして行った後、大学の頃からずっと温めていた『スターゲイト』を撮りたいと言ったが、どのスタジオも手を挙げてはくれなかった。
その後、フランス人たちの製作で撮れた映画を、MGMが配給してくれたんだが、『スターゲイト』は予想外のヒット作となった。
当時、あれだけ自分が思い入れのある作品が成功を収めたことは本当に大きくて。