くらし情報『荻上直子監督、最新作は新興宗教やジェンダーギャップに焦点…主演は筒井真理子』

2022年11月29日 09:00

荻上直子監督、最新作は新興宗教やジェンダーギャップに焦点…主演は筒井真理子

脚本に関してはただ一言、「女性は怖し」。
60年間、女性は聖母マリアだと信じて生きてきましたが、音を立てて崩れて落ちました。

○磯村勇斗 コメント

はじめに脚本を読んだ時、ひしひしと波紋のように迫り来る心理的恐怖を感じました。
特に、筒井真理子さん演じる母、須藤依子を中心に、家族や取り巻く人物達のやり取りは、怖いのだが、思わず笑ってしまうところが多く、荻上監督の描く世界は面白いなと、一気に引き込まれました。
そして今作では、手話が必要な役でした。新たな言語に触れる機会を頂き、現場でも一つ一つ丁寧に確認しながら作り上げていきました。
早くこの作品が皆様のところに届くのが楽しみです。
○荻上直子監督 コメント

その日は、雨が降っていた。
駅に向かう途中にある、とある新興宗教施設の前を通りかかったとき、ふと目にした光景。施設の前の傘立てには、数千本の傘が詰まっていた。傘の数と同じだけの人々が、この新興宗教を拠り所にしている。何かを信じていないと生きていくのが不安な人々がこんなにもいるという現実に、私は立ちすくんだ。施設から出てきた小綺麗な格好の女性たちが気になった。この時の光景が、物語を創作するきっかけになる。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.