2016年10月21日 10:00
内村光良、負けの美学と職業観「仕事減る恐怖を背負い、楽しさ追求」 - 番組打ち切り悔しさバネに
劇団SHA・LA・LAなどで数人による舞台は経験していましたが、そういえば一人芝居はやったことがないなぁと思って。やったことがないことへのチャレンジです。
――ずっとやりたかった一人芝居。経験してみていかがですか。
「やりたかった」ではなく、「やってみたかった」です(笑)。1回!1回だけ!でも、最後はお客さんが立ち上がって拍手してくれて。達成感というか、やってよかったなと思いました。
――映画でも泉一が拍手喝采を受けて高揚する場面がありますが、まさにそんな瞬間だったと。
そうですね。芝居を終えても泉一を演じているような、そんな不思議な感覚でした。
――その後、映画化の話はどのようなタイミングで舞い込んでくるのでしょうか。
実は映画の第1稿を3年前くらいに書き上げていたんです。黙~って一人で書いていて。誰からも何も言われてもいないのに、勝手に(笑)。『ボクたちの交換日記』(13年)が公開された翌日、密かに書き上げていた第1稿をプロデューサーに渡したのがはじまりです。
――どんな反応でした?
それが……一端、お流れになってしまいました(笑)。
――それほどまで映像化は難しかった。