2017年3月26日 23:00
オスカー女優ブリー・ラーソン、キングコングの手のひらに乗った感想は?
『ルーム』(15)で社会から隔離された母親役で研ぎ澄まされた演技を見せ、第88回アカデミー賞主演女優賞に輝いたブリー・ラーソン。超大作『キングコング:髑髏島の巨神』では男前な戦場カメラマン役で、キングコングと共演した。来日したブリーが、過酷だったロケの秘話を語ってくれた。
ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(14)のチームが放つ本作のキングコングは、全長31.6メートルという巨体でただならぬ威圧感を放つ。ただコングは破壊者ではなく島の守護神であり、実際にブリー演じるメイソン・ウィーバーの命を救うことになる。
――今回グリーンバックでの撮影は大変でしたか? どんなふうにアプローチをしていったのですか?
そうね。本当に想像力を使うしかなかったわ。みんなにとってキングコングは何か意味をもった存在だと思うの。
私にとっては周りの環境とのつながりをもう一度再確認していくという作業だった。
私は以前インドに行った時、ゾウに会って、少し心が揺さぶられたの。ゾウはものすごく強い動物ではあるけど、とても優しい面を持っていた。最初は怖かったし、もちろんゾウは強いから人を傷つけることができるんだろうけど、ゾウがそういう行動に出ることはなくてすごく感動したわ。