2023年6月24日 14:01
大竹しのぶ、21年ぶり2度目の一人芝居に「これを全部一人でやるんだ…」
俳優の大竹しのぶの一人芝居『ヴィクトリア』が24日に東京・ スパイラルホールで初日を迎えた。
同作はイングマール・ベルイマンによる戯曲で、藤田俊太郎が演出を務める。ある朝、目覚めたヴィクトリアは「ベッドから出たくない……」つぶやき、彼女の口からは、とめどなく言葉があふれ出る。心に不思議な世界を秘めたヴィクトリアの独白から物語が展開していく一人芝居となる。
大竹は2002年上演の『売り言葉』(野田秀樹作・演出)以来、21年ぶり2度目の一人芝居に挑む。数多くの名作映画で印象的なヒロイン像を生み出した映画界最大の巨匠イングマール・ベルイマンが、当初、映画脚本として執筆し、その後敢えてラジオドラマとして発表したという異色の一人芝居となっている。主人公ヴィクトリアが、自分自身の魂と向き合うかのように語る独白を過去と現在、幻想と現実が融合したかのようなタッチで描いたベルイマン独自の世界を見せていく。
東京公演はスパイラルホールにて6月24日~30日、西宮公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて7月5日~6日、京都公演は京都芸術劇場 春秋座にて7月8日~9日、豊橋公演は穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホールにて7月11日。