2023年9月27日 11:00
船越英一郎「無謀にも挑みます!」芸歴41年目で初舞台&初座長に意欲
10月28日から東京・明治座などで公演される舞台『赤ひげ』の制作発表が26日、都内で行われ、船越英一郎、新木宏典、崎山つばさ、猪野広樹、高橋健介、河相我聞、菅井友香、山村紅葉が出席した。
山本周五郎の傑作小説『赤ひげ診療譚』の舞台化となる本作。江戸時代の小石川養生所を舞台に、武骨で謎めいた医師・赤ひげと青年医師、そして貧しい患者や市井の人たちとの魂の交流を描く。
初めての舞台で初めての座長を務める船越は、2017年から放送しているNHK『赤ひげ』シリーズと同じく主人公の"赤ひげ"こと新出去定を演じる。「大変な栄誉でとてつもない重責を担って挑むことになりました。とにかく初めてですから胸を張ってお見せできるものではありません」と謙そんしながらも、「63歳でキャリア41年を迎えた役者が初の舞台に無謀にも挑みます。その懸命にあがいてもがき、のたうち回る姿を皆さんに微笑ましく楽しんでいただき、皆さんの小さな勇気に繋がっていただければ役者冥利に尽きます」と意欲を見せた。
ある患者を献身的に看病する女中・お杉役の菅井は「偉大なる先輩方とご一緒に名作を、そして何度も感激させていただいた明治座さんの150周年というタイミングで挑ませていただけることは本当に光栄です」