2024年2月21日 08:00
江口のりこ、不穏な空気を帯び乱れていく人妻に 映画『愛に乱暴』主演「夢中で撮影」
み、撮影が終わった瞬間に肩の力が一気に抜ける感覚を覚えています。
ぜひ、劇場で体感していただけると嬉しいです。
○■森ガキ侑大監督 コメント
この原作を読んだ時に「今」映画化する意味があると強く感じました。
現代は生産性ばかりを求めている社会が存在していて、世の中の隅に追いやられ孤立している人がいる気がしていました。
主人公の桃子は社会の中で葛藤を抱き、もがきながら一生懸命に生きています。
桃子の姿は時にユーモラスで、時に刺激的で読んでいる自分の心を動かしました。原作者である吉田修一さんとお会いし、映画化を許可して頂いた時の喜びとプレッシャーは今でも心の奥に残り続けています。
この素晴らしい原作を繊細に、そして大胆に演出しました。
灼熱の太陽の下、江口さんを始めとする素晴らしい役者陣とスタッフが一緒に死にもの狂いでフィルムに焼き付けた本作には奇跡の連続が宿っています。スタッフ全員で紡いだこの映画が多くの方に届くと強く信じています。
○■吉田修一(原作者) コメント
記録的猛暑となった昨年の夏の盛り、神奈川県郊外の撮影現場を訪ねた。これまで何度となくこういった現場には足を運んできたが、こんなにも雰囲気の良い現場は初めてだった。