2019年1月7日 16:30
岡村隆史、ストイックさの原点と休養後の変化 - NSC恩師が語る
当時、岡村さんの休養を聞いたときの心境をお聞かせください。
情報がまったく伝わってこなかったんです。「岡村がヤバいらしい」「復帰できないかもしれない」と噂が流れたりはしたのですが、詳細についてはかん口令が敷かれていて、本当に心配でした。
――本書で本多さんは、返事が来ないのは分かったうえで、メールでエールを送ったと当時を振り返っています。
岡村くんは「ボチボチ」が好きだと言っていましたけど、それは僕がメールで送った言葉なんです。「ボチボチで充分だ。君が頑張っているのはみんな知ってるから」と。退院した後に、岡村くんから「芸のことだけでなく、人生、生き方についても先生から教えられるとは思いませんでした」とメールが来ましたね。
――岡村さんは復帰後の自身について、“ポンコツ”と表現していました。本多さんは復帰後の変化をどんなところに感じますか。
やっぱり軽くなりましたね。昔は劇場とかで会うと、いつもピリピリしていて考え事してました。今はボーっとしていることがあり、それを見て安心しています(笑)。あの休養がなければ、完全につぶれていたと思います。神様がくれた休みですよ、本当に。
――本書では、岡村さんが漫才について語っている場面もあり、「1本15分くらいのネタを持っておきたい。