くらし情報『ロタウイルスから乳幼児を守れ!さまざまな血清型に対応するワクチンが誕生』

2012年7月17日 22:00

ロタウイルスから乳幼児を守れ!さまざまな血清型に対応するワクチンが誕生

ロタウイルスから乳幼児を守れ!さまざまな血清型に対応するワクチンが誕生
7月13日、MSDは、5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン「ロタテック内用液」の発売記者説明会を開催した。

同ワクチンは1月に薬事承認を取得し、7月20日より販売を開始する。

説明会では、臨床データの説明やロタウイルス胃腸炎の予防について講じられた。

ロタウイルスは感染力が強く、ほとんどの乳児が5歳までに一度は感染するという。

主な症状は下痢、嘔吐(おうと)、発熱であるが、重症化すると、脱水症状やけいれん、脳炎などの重篤な合併症を引き起こす場合もある。

治療方法は対症療法のみであり、衛生状態の改善だけでは感染を防ぐことは難しい。

そのため、重症下痢症に占めるロタウイルスの割合は、先進国と開発途上国ではほぼ同等であり、WHO(世界保健機構)はすべての地域において、ロタウイルスワクチンの定期接種化を推奨している。

同ワクチンはすでに107の国と地域で使用されており、安全性、有効性には自信があると、同社代表取締役社長 トニー・アルバレズ氏。


同ワクチンの販売によって日本の公衆衛生へ貢献し、ロタウイルス胃腸炎やその予防に関する社会的認知を高めたいと語った。

続いて、同社グローバル研究開発本部長・白沢博満氏より、ロタウイルスの特徴などが解説された。

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