2012年7月31日 15:06
広島県、広島駅周辺七社寺で千本のろうそくをともし平和を祈る
広島駅周辺の七寺社の参道や石灯籠に千本のろうそくをともし、犠牲者の冥福と世界平和を祈る「夏の夜、祈りと平和の夕べ」が七社寺会主体で開催される。
「夏の夜、祈りと平和の夕べ」の開催日時は8月6日(月)、点灯時間は19:30から21:30まで。
場所は広島駅周辺の饒津神社、明星院、鶴羽根神社、広島東照宮、尾長天満宮、國前寺、聖光寺だ。
1945年の8月6日。
テニアン島から飛び立ったアメリカ軍のB29戦略爆撃機は8:15、広島にウランを炸薬とした原子爆弾を投下。
12月までの死亡者は約9万人から12万人と言われ、爆心地からほど近い場所はまさに壊滅に近い被害であった。
饒津神社の被害も甚大で、建造物は爆風で全壊したり、その後発生した火災で焼失し、石灯籠や手水桶が辛うじて残るだけだったと言われている。
被爆者の避難所となったが、多くの被爆者はこの地で亡くなった。
明星院も原子爆弾ですべての建物を焼失したものの、赤穂浪士47体の木像は無事で、今なお堂内に安置されている。
鶴羽根神社はすべての社殿が倒壊したものの火災は免れ、いち早く再建された。
難を逃れた石鳥居・石ノ太鼓橋・手水舎・唐獅子・石燈籠は、昔のままの姿を見せている。