2012年9月19日 10:26
JAL再上場へ - 経営破たんからのサービス改革を振り返る~機材・設備編~
9月19日、日本航空(以下、JAL)が東京証券取引所第1部に再上場を果たした。
ここでは、上場廃止からこれまでの2年7カ月の間に、同社が導入・実施してきたサービスを短期集中シリーズでお届けしていく。
第1回目は機内食編、今回のテーマは機材・設備。
ボーイング社の最新鋭機787の導入や機内で読めるマンガ、「鶴丸」の復活など話題に事欠かない。
経営破たんし、その1年後にJALが発表した「鶴丸」の復活。
「鶴丸」は1959年から2008年まで長期にわたって使われたロゴマークで、JALの象徴でもあった。
「『鶴丸』は国際線の就航やジェット旅客機が飛び始めた頃に採用され、国際社会の中で成長と挑戦を続ける日本の品格、信頼感、パイオニアスピリットの象徴」(同社)だった。
そのロゴマークを復活させ、「『おもてなしの心』と『挑戦する精神』という初心を忘れることなく社会の進歩発展に貢献する」という決意をJALは表明したのだ。
このロゴマークは、海外滞在経験のある年配者からは、「鶴丸を見ると日本に帰れると思って落ち着く、ホッとする」という意見を集める一方で、「鶴丸の全盛期を知らない入社したての若者にも好評が良く、昔のマークとほとんど変わらないのに古臭く見えない。