2012年10月23日 17:15
青森県はカシス生産量日本一! ということで、生産農家を訪れました
洋菓子やドリンク類に使われることの多いカシス。
日本で栽培されているというイメージはあまりないかもしれないが、青森では和名である「黒房すぐり」として親しまれており、生産量も日本一を誇る。
カシスの生育条件である夏季に冷涼な気候であること、そして何よりおいしかったことから、1970年代にドイツより苗木を導入して以来、長く育てられてきた。
「あおもりカシス」の名前でブランド化し、5年ほど前から急成長。
平成23年は6.9tを出荷、10年前の3倍以上にもなった。
今後もさらに増産される見込みだという。
注目されるきっかけとなったのは、カシスに含まれる高い抗酸化成分だ。
ポリフェノールはブルーベリーの約2倍、アントシアニンは約3倍。
さらに、ビタミンCはレモンの約2倍だというから、アンチエイジングや美肌を気にする女性には見逃せない。
あおもりカシスの旬は、7月中旬から8月の上旬。
強い陽射しが照りつける中、最後の収穫作業に精を出す、林キクエさん・博美さん親子のカシス畑を訪れた。
収穫はひと粒ひと粒、手摘みである。
1時間に収穫できる量はわずか1kgというから、重労働だ。
キクエさんは、カシス栽培歴17年。