推薦・AO入学した大学生、高校3年生時の学習時間は「1日1時間未満」が半数
ベネッセコーポレーションは26日、「大学生が振り返る大学受験調査」の調査結果を発表した。
同調査は、現役の大学生と専門学校生を対象に、高校生活や受験期の学習の様子などを振り返ってもらうことで、高校時代の学習・生活と入試形式や入学大学のタイプ、受験を通しての成長感や大学での学びとの関係について明らかにするというもの。
調査は8月にインターネット上で行われ、大学生(短大生・付属高校推薦による入学者を除く)4,101名の回答を分析した。
「高校3年生時の1日あたり学習時間」を聞いたところ、推薦・AO入学者は、高校3年生の1日あたりの学習時間「1時間未満」の比率は、4月が56.4%、9月が45.0%となっており、約半数が1時間未満しか勉強していなかった。
12月時点での「1時間未満」は62.2%に上った。
対して一般入試による入学者を見ると、「1時間未満」と答えた人は4月が39.9%、9月が16.0%、12月が9.1%だった。
入試難易度(進研模試の偏差値基準)別に見ると、偏差値が低いほど「1時間未満」の比率が高まり、偏差値49以下に限ると、4月は75.4%、9月は64.8%となった。